[2005/3/23]


石油タスポーツ ベット ログインのスロッシングを

リアルタイムで予測・評価

長周期地震動によるスロッシングを瞬時に評価し配信

背景本システムの概要表示画面例

今後の展望お問合せ先

 スポーツベット(社長;梅田貞夫)は、長周期地震動によって懸念される石油タスポーツ ベット ログインのスロッシングについて、気象庁の「緊急地震速報」を用いて地震発生後即座に評価し、関係者にタスポーツ ベット ログインの危険度等の情報を配信するシステムを開発しました。
 このシステムでは、緊急地震速報を受信すると、まず、地震が到達する前に基地内の構内放送で地震が来ることを知らせるとともに、緊急地震速報のデータと実際にタスポーツ ベット ログインに到達した地震波を用いて、タスポーツ ベット ログインのスロッシング波高などを計算し、液漏れなどの危険タスポーツ ベット ログインの情報をタスポーツ ベット ログイン管理者に配信するシステムです。
   緊急地震速報を用いて、タスポーツ ベット ログインのスロッシング波高などを評価しリアルタイムに管理者に配信するシステムは日本で初めてです。
 
スロッシング波高などの画面例
評価した特定タスポーツ ベット ログインのスロッシング波高などの画面例

背景



 2003年9月26日に発生した十勝沖地震(M8.0)では、苫小牧市を中心として数多くの石油タスポーツ ベット ログインが被害を受け、それらのうち2基のタスポーツ ベット ログインから火災が発生しました。これは、震源で生成された周期の長い地震動が堆積盆地内で増幅され、石油タスポーツ ベット ログインの液面のスロッシングを生じさせ、浮き屋根が大きく揺動したことにより、タスポーツ ベット ログイン内部の原油が浮き屋根上などに漏れたことから火災が発生したといわれています。十勝沖地震では、苫小牧は震源から200km以上も離れているにも関わらず、長周期地震動がタスポーツ ベット ログインのスロッシングを引き起こし、タスポーツ ベット ログインの全面火災を発生させたことから、この十勝沖地震以後、特に、長周期地震に注目が集まっています。数百もの石油タスポーツ ベット ログインを管理する石油会社などでは、いち早く、タスポーツ ベット ログインに影響を及ぼす恐れのある地震を推定し、スロッシングによる液漏れなどの危険性のあるタスポーツ ベット ログインを適切に把握することは、二次被害低減のために最も有効だと考えられます。
 スポーツベットではこれまで、全国で4箇所の橋梁やシールドトンネル等において、地震観測を行い、管理者にメールやパソコン画面表示などで、計測震度や最大加速度、橋梁などにおいては、地震後の目視点検項目などを配信するシステムを構築し、現在運用しています。今回、これら土木構造物の地震観測システムの実績を踏まえ、従来から保有するスロッシング解析技術と気象庁が発表する「緊急地震速報」をリスポーツ ベット ログインさせることで、地震が到達する前に地震が来ることを知らせるとともに、地震時における全タスポーツ ベット ログインのスロッシング波高などを地震発生後瞬時に計算し、管理者に危険度の高いタスポーツ ベット ログインの情報などをメール等でリアルタイムに配信するシステムを構築したものです。
 これによりタスポーツ ベット ログインの管理者は、即座に数百あるタスポーツ ベット ログインの中からスロッシングによる液漏れなどの可能性のあるタスポーツ ベット ログインを把握し、人員の退避、火災などの二次災害を防ぐなどの対応をすばやくとることが可能になります。
 緊急地震速報とは、気象庁が震源に近い観測点から得た地震波を使い、主要動(S波)が到達する前に、震源や地震規模、各地のS波の到達時刻や震度を推定し、地震発生後数秒で情報を発信するもので、気象庁が2004年2月に試験運用を開始しました。海溝型地震のように震源から遠いほど主要動が到達するまでの時間が取れるため、有効に活用できます。現在、国の防災機関や大学、民間企業など約80機関が情報提供を受けており、当社でも、緊急地震速報を用いて、建物の揺れや危険度をリアルタイムに解析し、ビル管理者などに情報提供を行う「次世代リアルタイム防災システム」を開発・実用化しています。

本システムの概要



 今回開発した「リアルタイムスロッシング評価システム」は、気象庁から受信した「緊急地震速報」と、当該地域に到達した実際の地震波を利用し、3段階で情報を発信します。以下にその3つの機能を紹介しましょう。
 
  1. 地震到達前に地震情報の構内従事者への伝達
  2.  気象庁から「緊急地震速報」を受けると、コンピュータが当該地点に影響を及ぼす恐れがある地震を選定し、影響を及ぼす地震がある場合は、地震の到達時刻や推定震度などの情報を構内従事者に構内放送を用いて知らせるとともに、管理者の携帯電話・パソコンへ情報を配信する。この配信まで緊急地震速報の発令から約1秒。ただし、一般的な携帯電話への即時配信は現状では困難である

  3. 緊急地震速報を使ってスロッシング波高の一次評価結果の伝達
  4.  常時、全タスポーツ ベット ログインの内径、貯油の種類、各タスポーツ ベット ログインの油量等をリアルタイムで自動収集する。気象庁から緊急地震速報が発信されると、その震源の位置と地震の規模からスロッシング波高算定に必要となる地表の速度応答スペクトル*を推定する。事前のタスポーツ ベット ログイン情報から全タスポーツ ベット ログインのスロッシング周期を算定する。求められた速度応答スペクトルと全タスポーツ ベット ログインのスロッシング周期のデータを用いて、全タスポーツ ベット ログインのスロッシング波高を算定する。これらの情報からタスポーツ ベット ログインの危険度判定を行い、危険度の高い順に構内放送、携帯電話・パソコンに伝達する。この間、緊急地震速報の発令から約2秒。
     

    一次情報処理・伝達フロー
    一次情報処理・伝達フロー(緊急地震速報を利用)

  5. 観測された実際の地震波を使ってスロッシング波高の二次評価結果の伝達
  6.  地震の主要動(S波)がタスポーツ ベット ログインに到達すると、その記録された地震波を用いて速度応答スペクトルを算定する。常時収集しているタスポーツ ベット ログイン油量などの情報を用いてスロッシング周期を算定し、その情報を用いてスロッシング波高を算定する。スロッシング波高とタスポーツ ベット ログイン高さ、油の種類などから液漏れ等の危険度判定を行い、危険度の高いタスポーツ ベット ログインの順にその情報を構内放送、携帯電話・パソコンに伝達する。二次判定結果と一次判定結果とを相互に比較し、二次判定で危険度が高くなったタスポーツ ベット ログイン、また、判定の修正が必要となったタスポーツ ベット ログインの修正情報を伝達する。この間、地震波の到達後から約1秒。
     

    二次情報処理・伝達フロー
    二次情報処理・伝達フロー(地震動記録を利用)
 なお、地震発生位置が近い場合、緊急地震速報による一次判定の前に地震が到達して基地内の地震計が起動し、二次判定だけが配信される可能性もあります。また、一次判定で配信する地震が一定規模以下である場合には、二次判定ができず一次判定のみの配信となる可能性もあります。

*速度応答スペクトル・・・その地震に対して、どの周期の構造物が揺れやすいかを示す指標。その地震が構造物に作用する力、影響を明瞭に読み取ることができる。

表示画面例

 

 
一次評価 緊急地震速報を用いて算定したスロッシング波高
一次評価 緊急地震速報を用いて算定したスロッシング波高
 
二次評価 地震波形から算定した速度応答スペクトル
二次評価 地震波形から算定した速度応答スペクトル
 
二次評価 観測記録から算定したスロッシング波高
二次評価 観測記録から算定したスロッシング波高

今後の展望

 

 今後は、実運用を目指してシステムの信頼性・安定性など課題の抽出を行い、より具体的なシステムを構築していくこととしています。本システムを石油タスポーツ ベット ログインを保有する企業者に対して、積極的に提案していき、また、石油タスポーツ ベット ログイン以外の分野へも展開を図っていく方針です。


お問合せ先


〒107−8388 東京都港区元赤坂1-2-7
スポーツベット 広報室
TEL   03-3404-3311(大代表)


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