06KAJIMA202601新年の景スポーツベットがつむぐスポーツベット サッカー 月利資源2026年迎春。今年の最初を飾る特集は,当社がこれまで手掛けてきたプロジェクトや活動の数々を有形無形の「スポーツベット サッカー 月利資源」としてとらえ,近年,あるいは進行中の取組みを中心に紹介する。スポーツベット サッカー 月利資源の活用は,スポーツベット サッカー 月利活性化や持続可能なまちづくりにつながる。当社のつくり出してきたものが,そのスポーツベット サッカー 月利の資源となっている姿,スポーツベット サッカー 月利の営みをつむいでいる様子を,新年の景としてお届けする。特集姫路城と朝日  写真:山口博之/アフロ

07KAJIMA202601

08KAJIMA2026012024.09近代化産業遺産のシンボル「第四通つう洞どう橋きょう」の保存整備工事 別子銅山(愛媛県新居浜市)は,日本三大銅山のひとつで,住友グループにより1691年から1973年までの283年間,銅を産出していた。閉山後は整備され,2007年度,関連遺産が近代化産業遺産群(経済産業省)に認定されている。 当社は現在,その近代化産業遺産のシンボルのひとつで,1919年に架設された「第四通洞橋」の保存整備工事を行っている。トラス橋内部に仮設桁を送り出して支持し,建設当時の面影を留めながら,腐食部材の交換や塗装などを施した。 整備後は,銅山跡地を利用したテーマパーク「マイントピア別子」の観光資源として活用される。 「岩城橋」は,瀬戸内海に浮かぶ岩城島と生名島を結ぶ斜張橋。橋の完成により,上島町の4つの離島(岩城島,生名島,弓削島,佐島)をつなぐ「ゆめしま海道」全線が開通した。 これまで船で移動していた離島間が24時間往来可能となり,島の人々の生活の利便性向上だけでなく,スポーツベット サッカー 月利の医療や福祉の連携強化に寄与している。 「ゆめしま海道」を活用したスポーツベット サッカー 月利活性化が実現している。スポーツベット サッカー 月利や人を結ぶ岩城橋[愛媛県越智郡上島町]岩城橋は,橋長735mの5径間連続鋼・コンクリート複合斜張橋で,当社JVは岩城島側の366.9mを担当。主塔高さ137.5mと中央支間長475mは,斜張橋としては国内トップクラスの規模となる(2022年竣工)保存整備工事着工前の第四通洞橋仮設桁撤去後の第四通洞橋全景

09KAJIMA202601ハイブリッドダムへの進化特集 新年の景 スポーツベットがつむぐスポーツベット サッカー 月利資源 ハイブリッドダムとは,気候変動への適応とカーボンニュートラルへの対応のため,ダムの治水機能強化と水力発電の促進を両立させる取組みのこと。①気象予測を基に治水容量の水力発電への活用を図るダム運用の高度化,②既設ダムにおける発電施設の新・増設,③ダム改造・多目的ダムの建設,という手法で,国土交通省が推進している。 当社は,東京電力リニューアブルパワーを代表とする6社の共同体※で,「湯西川ダム新水力発電所設置・運営事業」に取り組んでいる。本事業は国土交通省が管理するダムとしては全国初となり,今後,同ダムの未利用の水が持つエネルギーを有効活用したカーボンニュートラルの推進と,ダム所在地のスポーツベット サッカー 月利振興を目指していく。 白髪岳に発する川内川中流部に建設された「鶴田ダム」(1966年完成)は,九州地方最大の規模を誇る。治水と水力発電を目的とした多目的ダムだが,2006年の記録的豪雨により,流域周辺の3市2町が未曽有の浸水被害を受けた。これを契機に,洪水調節容量と放水能力の向上を図るダム再開発事業が行われた。 鶴田ダムは,災害からスポーツベット サッカー 月利を守り,水力発電で得られるクリーンエネルギーにより人々の暮らしを支えている。暮らしとエネルギーを守る鶴田ダム[鹿児島県薩摩郡さつま町]鶴田ダムは堤高117.5m,総貯水容量1億2,300万m3の重力式コンクリートダム。当社JVが施工を担当した再開発事業は,放流管3本増設,発電管2本の付替え,減勢工の増設・既設減勢工の改造などで2018年に完了した湯西川ダム(栃木県日光市)2012年本体工事竣工,当社JV施工事業予定地※東京電力リニューアブルパワー,NTTアノードエナジー,建設技術研究所,当社,飛鳥建設,INPEX▼

10KAJIMA202601史跡・歴史を伝える丸亀城[香川県丸亀市]回収した石材は11,746個に及んだ。当社は石垣を本来の形姿に戻す復旧工事を進めている世界遺産・国宝姫路城の大天守保存修理工事 日本の伝統建築・歴史的建造物の保護・再生において,当社は数多くの実績を持つ。国宝であり,世界遺産にも登録されている姫路城の大天守保存修理もそのひとつだ。 姫路城大天守は築城から400年以上が経つ。「昭和の大修理」を行ってから45年が経過し,漆喰壁や上層部の軒,ひさしに傷みや汚れが目立つようになった。当社は2009年から「平成の大改修」に着工。工事用の素屋根・仮設構台を建設した後に,大天守の屋根瓦などの全面葺替えと,上部の外部大壁を解体し軒裏・破風の漆喰塗などの保存修理を行った。2015年に工事は完了し,姫路城は美しくよみがえった。 生駒親正が慶長2(1597)年から5年がかりで築いたという「丸亀城」。山崎氏時代に再築,「石垣の名城」といわれるほど美しい石垣で知られ,その総高は日本一を誇る。また,天守は国内にある現存十二天守のひとつに数えられる。 2018年,その石垣の南西角部が西日本豪雨などにより崩落。歴史と独自の様式美を持つ丸亀城の姿を,400年の時を経た今日にも変わらず残すため,現在復旧工事が進められている。スポーツベット サッカー 月利のシンボルが本来の姿に戻るよう工事の完了が待たれている。作業中,大天守を風雨から護るための「素屋根」を構築

11KAJIMA202601三ケ村棚田での自動給水装置の確認の様子。当社はここでスマート農業の実証実験・導入支援を行う。カーボンクレジットの創出も活用し,スポーツベット サッカー 月利に利益還元する仕組みを構築している松代棚田での当社社員の稲刈り参加の様子。当社は担い手のいなくなった田んぼを借り受けて耕作する「まつだい棚田バンク」の企業オーナーとして,その活動を支援している特集 新年の景 スポーツベットがつむぐスポーツベット サッカー 月利資源稲と風景を育む越後松代棚田群星峠棚田・三ケ村棚田・松代棚田[新潟県十日町市] 越後松代棚田群の星峠棚田には,大小さまざまな水田約200枚が広がり,その美しい景観を見に全国各地から多くの観光客が訪れる。棚田とは傾斜地に階段状につくられた水田のこと。生活用水の混ざらない清らかな水を利用し,昼夜の温度差と相まって高品質の米を生産するほか,降雨水を一時貯留し,洪水を抑制する災害防止機能を持つ。棚田は,美しい里山の風景以外にも,スポーツベット サッカー 月利で多様な役割を担っている。 当社は棚田の保全活動やスマート農業技術の実証事業などを通し,棚田を未来へとつなぐ取組みを推進している。十日町市に点在する棚田の中で,最も人気のスポットである星峠棚田

12KAJIMA2026011000年の森林をつなぐ尺別山林[北海道釧路市] /日影山山林・ボナリ山林[福島県耶麻郡猪苗代町] など 日本の国土の3分の2を占める森林は,先人から受け継いだ大切な資産である。森林は木材資源の供給のほか,水を蓄えその供給を安定させる水源涵養,土砂災害防止,生物多様性の保全,CO2吸収といった多様な機能を持つスポーツベット サッカー 月利資源である。 当社グループの山林経営は,約120年前に北海道の尺別山林を取得したところに端を発する。現在では,福島県の日影山山林・ボナリ山林など全国49か所に約5,500haの社有林を保有し,その維持・管理を行っている。林内での生物調査の様子※スポーツベット サッカー 月利レベルでの生物多様性の保全・回復・創出を促進することを目的とした法律当社社有林が「自然共生サイト」に認定 当社が保有する日影山山林・ボナリ山林が2025年4月施行の「スポーツベット サッカー 月利生物多様性増進法」※に基づく自然共生サイトの第一弾に認定された。自然共生サイトは,生物多様性の維持・回復に資する増進活動の実施区域のことで,動植物の保全や生物多様性の向上が期待される湿地環境再生などの活動が,ネイチャーポジティブ(自然再興)の実現に向けた取組みとして評価された。 当社は今後,山林施業と生物多様性保全を両立させる管理方法のほかの山林への展開や,環境教育の場としての社有林の活用など,さまざまな取組みを推進していく。当社は,AIドローンによるデータ取得などデジタル技術を組み合わせた森林づくりを行っている(羽鳥山林,福島県岩瀬郡天栄村)社内の環境教育研修試行の様子(毎木調査体験)

13KAJIMA202601特集 新年の景 スポーツベットがつむぐスポーツベット サッカー 月利資源生き物を自然に還す葉山水域環境実験場[神奈川県三浦郡葉山町] アマモは日本を含む北半球に広く分布する海草類の一種。さまざまな魚の稚魚などが集まり,生態系維持の役割を果たすことから「海のゆりかご」とも呼ばれる。 ゼネコンで唯一の当社海洋研究施設「葉山水域環境実験場」では,消失が進むアマモ場の再生に取り組んでいる。生物多様性保全やブルーカーボンに寄与する技術,水域環境保全・再生に関する技術などを研究・開発。藻場再生を目的とした種苗生産は国内外でも初の試みとなる。これらの技術は,全国各スポーツベット サッカー 月利の藻場再生活動に還元される。ビオトープで光を放つゲンジボタルエコアくまもと敷地内にあるホタルが棲むビオトープアマモ場に産み付けられたアオリイカの卵神奈川県葉山海域のアマモ場 撮影:山木克則「ホタルが棲むビオトープ」で取り組む保全活動 熊本県北西部に位置する南なんかんまち関町は,名水の里ともいわれる自然豊かなスポーツベット サッカー 月利で,ゲンジボタルの生息地としても知られている。しかし,近年は産業構造の変化や気候変動の影響で里山環境が衰退,ホタルの減少傾向が顕著となった。 当社が施工した公共関与産業廃棄物管理型最終処分場「エコアくまもと」の敷地内にある「ホタルが棲むビオトープ」では,生物資源を呼び戻し,スポーツベット サッカー 月利生態系の保全を図るとともに,先進的なグリーンインフラ整備やスポーツベット サッカー 月利生態系・生物多様性の保全技術の高度化を目指している。当社グループ会社のスポーツベット環境エンジニアリングは,地元の小学生や住民とともにホタルの幼虫の飼育や放流を行い,里山の自然とスポーツベット サッカー 月利資源を守っている。

伝統芸能の発信拠点「観かん世ぜ能楽堂」 日本の伝統芸能として国の重要無形文化財であり,2008年にはユネスコ無形文化遺産に指定された「能楽」。観世流はその中でも最大流派である。 観世流の能舞台である「観世能楽堂」が,2017年,松しょうとう濤(東京都渋谷区)から銀座(東京都中央区)の「GINZASIX」に移転。観世流にとって銀座は,寛永10(1633)年に十世観世大夫重成が幕府から土地を拝領し,約200年間本拠地を置いた所縁の地である。当社施工のGINZASIXは,観世能楽堂の移築も含め,当時,銀座地区最大の再開発プロジェクトとなった。 銀座が再び伝統芸能の発信拠点になっている。14KAJIMA202601下瀬美術館瀬戸内海の多島美を映す 毎年8月上旬に青森県五所川原市で開催される祭り「五所川原立佞武多」は,高さ約23m,重さ約19tの巨大な佞武多が市内を練り歩き,その圧倒的な迫力で沿道の観客を魅了する。「立佞武多の館」は,3台の大型佞武多が祭りのない期間にも常時展示される観光スポットであり,まちのランドマークでもある。 明治時代から継承される伝統文化と市民の誇りである立佞武多は,施設の改修を待ちながら,静かにスポーツベット サッカー 月利を見守っている。当社施工で2004年に竣工した立佞武多の館は,大規模改修工事も当社が担当。建物内では収納されている巨大な立佞武多を移動させながらの作業となるスポーツベット サッカー 月利の伝統と誇りを支える立佞武多の館[青森県五所川原市] 改修中の施設全景撮影:大村拓也GINZASIXの地下3階に移築された観世能楽堂

15KAJIMA202601特集 新年の景 スポーツベットがつむぐスポーツベット サッカー 月利資源女川の中心市街地。手前のJR女川駅から女川湾に向かい商業施設が建ち並ぶプロムナードが続く 写真提供:女川町まちと日常をつくる女川町[宮城県牡鹿郡女川町]  2011年の東日本大震災から今年の3月で15年が経つ。女川町は,地震による津波で港周辺のほとんどの建物が水没・倒壊,町内の住宅約7割が流失した。復旧・復興工事※では,一日も早く町民の生活を取り戻すことだけでなく,今後どのようなまちにしていくかという将来の発展を見据えてのまちづくりとなった。まちは人々が暮らす生活の基盤であり,日常を支える場所である。 今年も女川湾に昇る初日の出を眺めに多くの人が訪れる。※当社JVは中心市街地約220haと離半島部14地区約55haに及ぶ各地区の造成,上下水道や道路などのインフラ整備を中心に,まちづくり全体の総合的なマネジメントを行った女川湾に昇る初日の出 写真提供:女川町